1歳が近づくと少しずつ歯が生えてきます。乳幼児期の生えてきたばかりの歯は、歯の質が弱く虫歯になりやすいそうです。生えて間もない子供の歯を次のことに気をつけてしっかり守りましょう。
1. よい食習慣を身につける
1日3回、家族みんなで楽しく食べることで子供によい食習慣が身につきます。幼いときに覚えた味は大人になっても味覚の基本になるので、いろいろな食べ物の味に慣れさせたり、食べ物本来の自然なおいしさを損なわないように薄味にしましょう。
離乳食が進んできたら哺乳瓶から卒業して、牛乳や水などはコップで飲ませるようにしましょう。とくに寝る前や夜中の授乳は虫歯の原因になることがあるそうです。
2. よく噛んでから飲み込むように習慣づける
柔らかい食べ物ばかりにならないように、色々なかたさの食べ物をあげましょう。野菜や肉を食べるときに「カミカミ、ゴックン」など声をかけてあげることで上手に食べ物を噛んで飲み込めるようになります。よく噛まないうちに食べ物を飲み込んでしまうような食べ方にならないように気をつけてあげましょう。
3. おやつの時間を決める
おやつは子供にとって食事の一部です。おかしは果物や甘みのすくないものを1日に1〜2回、時間を決めて食卓で食べるようにしましょう。甘いお菓子ばかり食べてしまうと歯えたばかりの乳歯は虫歯になってしまいます。おやつの時間は遊び食べにならないように気をつけましょう。
のどが渇いたときは、水やお茶を飲ませるようにしましょう。ジュース・炭酸飲料・乳酸飲料・スポーツドリンクなどは糖分が多く含まれているため1日コップ半分程度に制限しましょう。
4. 歯みがきをはじめる
ご飯やおやつを食べた後は家族みんなで歯みがきをしましょう。家族が子供のお手本になって「食べたらみがく」を見せてあげることで、子供も自然に歯を磨く習慣を身につけていきます。上の前歯が2〜4本生えてきたら、眠る前に歯を磨いてあげましょう。みがき残しがないように子供のはをしっかり観察して磨くとよいです。子供が歯みがきを自分でやりたがるようになったら、歯ブラシを2本用意して、1本は子供に自分で磨かせて、もう1本でママやパパが仕上げ磨きをしてあげましょう。
5. かかりつけの歯医者さんを見つける
歯医者さんで歯科健診を受けることが制度化されています。かかりつけの歯医者さんを見つけて定期的な歯科検診で子供の歯の健康を守りましょう。歯医者さんでの歯科予防にはフッ素やシーラントがあります。
フッ素
フッ素は歯を強くして虫歯を予防する効果があります。生えたばかりの歯には特に効果的なので、歯医者さんで3〜6ヶ月ごとのフッ素塗布をおすすめします。
シーラント
シーラントは溝が深く歯ブラシの毛先が届かない場合に溝を埋めることで虫歯を予防する処置です。シーラントが必要かどうかは歯医者さんに確認してもらいましょう。
以上、1歳を過ぎたら子供の歯を守るために気をつけたいことでした。