いつまでも赤ちゃんが泣きやまないとママ&パパのほうが泣きたくなってしまいますね。赤ちゃんは泣くことでしか自分の要求を伝えられないので、赤ちゃんを泣きやませる近道は何を求めて泣いているかを知ることです。この記事では赤ちゃんの心と体が発達していく過程で見られる泣きか方をまとめてみました。
慣れない環境に不安を感じて泣く
生まれてすぐの赤ちゃんは昼夜関係なくたびたび泣きます。よく泣くのは10ヶ月以上過ごしてきたお腹の中からまったく違う環境に変わったことで不安を感じるからだそうです。赤ちゃんが頻繁に泣くのはママやパパにとって大変ですが、お腹の外の世界に慣れようと赤ちゃんががんばっている証拠なので、やさしく声をかけたり触れたりしながら、赤ちゃんが安心できる雰囲気を作ってあげましょう。
夕方になると泣く
夕飯の支度で忙しくなる夕方に、決まって泣き出すことがあります。これは「夕暮れ泣き」「たそがれ泣き」「コリック」と呼ばれます。原因ははっきりしませんが1日の疲れから泣いているともいわれています。音がに敏感なタイプの赤ちゃんに多く見られるそうです。「夕暮れ泣き」がはじまったらしっかり受け止めてあげて抱っこして安心させてあげましょう。
人見知り・場所見知りで泣く
赤ちゃんの記憶力が発達してくると、ママ以外の人に抱っこされると泣いたり、知らない人を見ると泣いたりする人見知り泣きや、家以外の場所や初めて行く場所で泣いてしまう場所見知り泣きがはじまります。これは赤ちゃんが人や場所を区別できるほど発達した証拠です。もう少し成長すると自然と起こらなくなるのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
ママを探して泣く
ママが特別な存在だと認識できるようになると、ママの姿が見えないだけで赤ちゃんは不安で泣き出すことがあります。ママが料理や掃除、トイレなどで移動しようとすると、その後をハイハイで追いかけてきます。「すぐに戻るからね」と声をかけてあげるなど、赤ちゃんがの不安が少しでも小さくなるように気遣ってあげましょう。
夜泣き
寝ている赤ちゃんが突然泣き出す夜泣き。赤ちゃんの中にはしばらく泣きやまなかったり、何度も起きたりと、親のほうが泣きたくなってしまうことも。夜泣きの原因ははっきりとはしていませんが、眠りが浅いため少しの刺激で目が覚めやすかったり、睡眠中の記憶の整理に興奮して泣き出すのではと考えられています。夜泣きをすぐに泣きやませる効果的な方法はないので、証明を暗くする、音を静かにする、温度を調節するなど、できるだけ気持ちよく眠れる環境を作ってあげましょう。
かまって欲しくて泣く
赤ちゃんが泣いているので抱き上げてみると涙が出ていないことがあります。自分が泣くことで相手がどう反応するのかを理解できるようになることで、かまって欲しいとき、遊んでほしいときなど、自分に関心を向けるために泣くマネをしているのです。泣きマネですがほうっておかずに赤ちゃんの要求に応えてあげましょう。
自己主張から泣く
自分でやりたいという気持ちが芽生えてくると、いろいろなことを自分でやってみようとします。そこで思いどおりにできないと、もどかしさからかんしゃくを起こして泣いてしまうことがあります。自己主張からはげしく泣いてしまったら赤ちゃんの気持ちをしっかり受け止めてあげてましょう。泣きやまないときは環境を変えたり、おもちゃなどで気をそらしてあげるのもよいです。
以上、赤ちゃんが泣くのは心の成長のあらわれでもあるので、少し気持ちを楽にして見守っていきたいですね。