子育て・育児情報 > 子育て全般情報 > お祝いごと(0歳から7歳)。子供の成長をお祝いする日本の行事

お祝いごと(0歳から7歳)。子供の成長をお祝いする日本の行事

子育て全般情報

公開日時 : 2014年01月19日 更新日時 : 2014年02月04日

th322

子供の成長を節目ごとにお祝いするしきたりが日本にはあります。子供が生まれてから7歳になるまでのお祝い行事を紹介します。

0歳から7歳までの子供のお祝いごと (行事)

お七夜 (おしちや)

生まれた日を含めて7日目の夜に、赤ちゃんの命名をして、家族や近しい人たちとお祝いします。昔は生まれてすぐに亡くなる子供も多かったことから7日目を節目として大切にしていたそうです。
命名書を用意し、神棚や床の間に飾ります。尾頭つきの鯛や赤飯などを用意するのが一般的です。

内祝い (うちいわい)

赤ちゃんが生まれたことをお知らせするために周りの方々に、内輪の慶びをおすそ分けする意味でお祝いの品物を贈ったのが内祝いのはじまりです。現在では出産祝いをいただいた方にお返しする形に変わってきています。
内祝いはいただいた出産祝いの半返しが基本です。昔は縁起物を贈っていましたが、現在では食べ物やタオルなど贈られても困らないものを贈ること多いです。

お宮参り (おみやまいり)

生後30日目前後に、氏神様(地域の守り神)に赤ちゃんの誕生を報告しお祓いを受けます。昔はお産の忌み明けの儀式という意味合いもあり、父型の祖母が赤ちゃんを抱いて地元の神社に行くのが一般的でした。
母方の実家から贈られた祝い着を着用します。最近はベビードレスやケープをかけることも多いです。

お食い初め (おくいぞめ)

生後100日目前後に、子供用の茶碗・箸などをそろえ、祝い膳(尾頭つきの鯛の焼き物・煮物・香の物・汁物・赤飯)を用意して食べるまねをさせます。
食べるものに困らないように、ごはん粒をひとつ口に入れたり、尾頭つきの鯛などを食べさせるまねをし、歯が丈夫になるように、歯固めの石を用意する地域もあります。

初正月 (はつしょうがつ)

生まれてから初めてのお正月に、母方の祖父母や近親者から、男の子に破魔弓を女の子に羽子板を贈ります。破魔弓と羽子板には魔除けの意味があります。

初節句 (はつぜっく) - 女の子

生まれて初めての3月3日は、「桃の節句」とも呼ばれ、女の子の成長を盛大にお祝いします。
女の子の身代わりになって病気や災いを引き受けてくれる意味を持つ雛人形を飾ります。節分の後に飾り始め節句が終わったら片付けます。

初節句 (はつぜっく) - 男の子

生まれて初めての5月5日は、「端午(たんご)の節句」「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれ、男の子の成長を盛大にお祝いします。
室内には命を守る象徴として「鎧」や「兜」や「武者人形」を飾り、屋外には立身出世を願って「こいのぼり」を飾ります。

初誕生 (はつたじょう)

1歳の誕生日を無事に迎えられたことを近親者などを招いて宴を開いてお祝いします。
地域によっては一升餅を子供に背負わせて歩かせるならわしがあります。一生食べるのに困らないようにという願いが込められているそうです。

七五三 (しちごさん)

男の子は3歳と5歳(3歳を省略する場合もある)、女の子は3歳と7歳にお祝いします。江戸時代からのしきたりで七五三の年齢まで無事に成長できたことを氏神様にお参りして感謝する意味が込められていました。3歳の「髪置き」、5歳の「袴着」、7歳の「帯解き」に由来しています。昔は数え時で祝いましたが、現在では満年齢で祝うことも多いです。
5歳の男の子は袴を、3歳の女の子は晴れ着に帯を結ばず被布をはおり、7歳の女の子は振り袖をサイズ調整して着ます。

以上、子供の成長を祝う行事の紹介でした。子供の健やかな成長を願う親の気持ちは今も昔も変わりませんね。

コメント

テーマ別 子育て情報

おすすめ子育て・育児情報