子供が1歳になって離乳食をしっかり3回食べるようになり、コップやマグで水分をとれるようになると、「そろそろ母乳は卒業かな?」と考えはじめるママは多いと思います。最近は子供が欲しがる時期は母乳を与え続け自然に授乳をやめる「卒乳」の形が一般的になってきています。赤ちゃんもママも無理をせず自然に母乳をやめられるように、卒乳のときに気をつけたい3つのポイントを紹介します。
1. 子供によく言い聞かせる
母乳は単に栄養を与えるためだけのものではなく、ママと赤ちゃんのスキンシップに重要な役割をになっています。そのため突然母乳をやめてしまうと子供は不安を感じてしまいます。母乳をやめるときは前もって子供に説明して心の準備をさせましょう。言葉が話せない時期でもママの表情や身振り・口調でママが言っていることを子供はわかってくれます。
2. 決まった時間に食事・水分をしっかりとらせる
卒乳をはじめたら母乳からとっていた栄養を、食事とおやつ(栄養が補えるおにぎりやお芋など)で補いましょう。水分はお茶や水をコップなどで飲ませましょう。卒乳をはじめたら1日の授乳回数を少しずつ減らしていき、減らした分、規則的に食事と水分をしっかり与えましょう。
3. スキンシップを大切にする
母乳をやめたことでママに嫌われてしまったと子供が感じてしまわないように、子供が甘えてきたり、母乳を欲しがったりしたら、母乳をあげるかわりにしっかり抱きしめスキンシップをとりましょう。不安を感じたときにしっかり受け止めてくれるママの存在が子供の気持ちを安定させます。母乳がないことで、なかなか寝つかないときは、背中をトントンしたり、お話ししたり、絵本を読んだり、手をつないだりと、子供にあった方法で寝かしつけてあげましょう。
以上、卒乳のときに気をつけたい3つのポイントでした。
3つのポイント以外では、ママの乳房のケアも大切です。母乳の分泌が多く乳房が張ってつらいとき特に痛みがあるときは、タオルを濡らして冷やしましょう。母乳の分泌を減らす基本は胸を「冷やす」、乳頭に「刺激を与えない」です。水分はノンカロリーのものであれば特別に制限する必要はないそうです。乳房をケアしても張りや痛みがひどいときは産婦人科や助産師さんなど専門家に相談しましょう。