トイレトレーニングを始める時期がきたら、まずはトイレに行きたくなる環境づくりからはじめましょう。はじめての環境は大人でも少なからず緊張するものです。子供にとってはじめてのトイレはどんな印象でしょう。子供の中には、狭い・暗い・寒いと感じてトイレを怖がる子もいます。トイレトレーニングを始める前に、トイレが子供にとって清潔で、楽しく、心地いい場所になるようにトイレまわりの環境を整えてみましょう。
トイレトレーニングをはじめる時に気をつけたいトイレの環境
- 使わないときは便座のふたを閉めて落ちたりすることがないようにする
- キャラクターのポスターやがんばったシールを貼れるようにして子供の気持ちを盛り上げる
- 踏み台を利用する場合、使わないときは子供が便器に落ちないようにトイレから離しておく
- トイレ用洗剤や芳香剤など、口に入ると危ないものは子供の手の届かない場所に置く
- タオル・マット・カバーなど、明るい色やかわいい柄でトイレを楽しい雰囲気にする
トイレトレーニングに便利なおすすめグッズ
おまる
おまるはリビングなど慣れた環境に置いてトイレの練習をはじめられるので安心です。寒い季節に暖かい部屋でできるのも便利。足が床に届くのでうんちの時に力をいれやすいというメリットもあります。子供の中には自分だけおまるを使うことに抵抗を感じてはじめからトイレに座りたがる子もいるので購入前に気をつけましょう。
補助便座
補助便座は大人と同じトイレを使うための必需品です。補助便座には足を広げてまたぐタイプ、足を広げないタイプ、いきむための持ち手があるタイプといくつかタイプがあります。補助便座をつけることでトイレが高くなり怖くて座りたがらない場合があります。高さを怖がるときは少しずつ慣らして安心してトイレに座れるよう導いてあげましょう。
布オムツ
紙オムツは吸水性が高いためおしっこをしても子供にとってあまり不快感がありません。そこで布オムツにすることでおしっこがもれてぬれる感覚を子供がつかみやすくなり、おしっこが出る前にサインを出すことを促します。反面、オムツだけでなく服や床までぬれることも増えてくるので洗濯や掃除が大変になります。
トレーニングパンツ(布)
布タイプのトレーニングパンツは、おしっこをした際にぬれた感覚を子供に意識させつつ、おしっこがもれないように層に厚みがあります。布タイプのトレーニングパンツは分厚いため履くことを嫌がる子供もいます。また、洗濯しても乾きにくいというデメリットもあります。
トレーニングパンツ(紙)
紙タイプのトレーニングパンツは、おしっこが出てももれないので服や床を汚しませんが、吸水性が増した分、紙オムツと同じようにぬれた感覚をつかみにくいことがあります。
足置き
トイレにまたがった際に、子供の足は床に届かず宙に浮いてしまいます。足がつかないと上手に踏ん張れず排泄できない子供もいるので足置きを置いてあげるとよいです。
おねしょシーツ・夜用紙おむつ
トイレにいけるようになっても夜はおねしょをしてしまうという子供も多いです。おねしょシーツはおねしょをするとぬれてしまうという感覚を養いつつ寝具がぬれるのを防ぎます。夜用紙オムツは服も寝具もぬれないので朝まで安心して眠ることができます。
トイレトレーニング用のグッズは、子供によって合う合わないがあるので、使ってみて合わないと感じたら無理せず他のグッズや方法を試してみましょう。